ぺんぱっく

村上信五と安田章大がぶつかると気を失いそうになる

ジャニーズ嫌いな女が安田章大さんに3分で落ちた話。(後編)

 さぁ。いよいよ。待ちに待った......

といいたいが、そこまでワクワクしていたわけでもなかった、運命の7月21日がやってきた。

 

ジャニーズとか関係なく、人生初の「ライブ」という空間に足を踏み入れることにドキドキしていた。

しかし、関ジャニに会えることにワクワクするでもなく、まぁ思い出になればいいか。くらいのテンションだった。

 

 

面白い彼ら以外を知らない私に、友人は1週間前にはエイタメをカラオケで鑑賞し、ノリと曲を予習+新作アルバム「ジャム」をレンタルしてくれるという徹底した勉強会を開いてくれた。

 

その時私はクロニクルの視聴歴史的にまだ半年も見てないうえに、推しなんていなかった。

あえていうなら、みんな大好き初老のすばるさん(これは枯れ専の血だと思われる)か、勉強家の印象が強い錦戸さんだった。

錦戸さんは、英会話伝言ゲームでの圧倒的成長と何事も真面目に取り組む様子が印象的だったからだ。勝手に「ラストフレンズ」のイケメンだけどタカビーで偉そうなのかなと思っていた印象と全く違っていて驚きだった。

かっこいいというよりは可愛いし、凄く好感が持てた。

ということで、郷に入っては郷に従え、黄色のトップスを着て京セラに辿り着いたのだが。。。。。。。。。。。。。。

 

 

 

 

 

なんだこの可愛い女子の群れは。

 

 

 

 

 

ジャニーズに一切触れず、10数年おっさん俳優を追ってきた私からすると、現場にこんなに若い人がいる状況なんて今までの人生になかったのだ。

自分は世間からすればまだまだ若い部類ではあるものの、こんなに可愛くて同世代、もしくは年下が大量に集まる現場というのに行ったことがなかった。

可愛いし、とびきりのオシャレしてきてるし、え???無理やん???ライブ始まる前になんかもう存在が揉まれて消えそうじゃない????

とまぁ、しょっぱなから迫りくるエイターの熱気にすっかり呑まれていた私であった。

 

きっと千尋はこんな気持ちで湯屋にむかったに違いない。

 

 

そして、物販は、可愛いと思ったジャムポーチのみを購入し、ゲートにむかったのだが、ここで奇跡が発生する。

 

ゲートをくぐったその時、友人が激しく震えだしたのだ。

どうしてそんなに興奮してるのか、会いたくて会いたくて震えてるのか。

彼女に理由を聞くと絞り出すような声で、

 

 

 

 

 

 

「。。。あ。。。。。ああ。。。あ、アリーナや」

 

 

 

 

 

 

 

アリーナ。それは、野球選手がバットと球とグローブを使う場所である。

野球は父が好きなので、それくらいは知っている。

 

違う、そうじゃない。

ありーな?初ライブ、アリーナ?地面?地続き?え????????????

はじめましてするのに、地面ですかぁあああああああああああああああ

 

 

 

わけもわからないまま、案内された方向へ進み、友人が貸してくれたたこ焼きペンライトを装着して着席した。友人はずっとこんなとこ来たことない!と大興奮だった。

私も、開始までの数十分間、すげーーーーーーーこんなとこ来たことない!という気持ちと、初心者がこんなええ席いいの?大丈夫?殴られない?と若干の罪悪感を携えて、パイプ椅子に座っていたのだった。

ひょえーーーーという気持ちのまま汗をかき、つばを飲み込んでいたその時、会場が暗くなり、観客の声が海底からこみ上げるマグマのように噴き出した。

 

 

 

 

 

ジャム、大阪公演。開幕である。

 

 

 

 

 

もうそこからは、予習した曲に乗っていくのに必死だったし、あのテレビで見ていた人たちが目の前に、しかも同じ空気を吸っているのだという事実にただただ驚いて興奮していた。

大阪の最高にヒドイ湿気と暑さの中、彼らはカッコいいバンドで私たちを迎えてくれた。

 

すごい、楽器も自分たちでできるなんてなんてかっこいんだろう!

と思っていた矢先に、事件が起こった。

 

 

 

ファンならおなじみの「勝手に仕上がれ」。

すばるくんの「後ろのみんなもよく見えてるぜ!あ、ごめんそれちょっと言い過ぎたわハハ!」も相当かっこよくって、錦戸君の「かいたことないくらいに汗ダラダラ」も最高で、開始早々メロメロだったわけだが。

しかしだ、しかし!

ここで突然、あの男が自分の人生に滑り込んできたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みんなの熱視線もOh暑すぎるぜ!

....ちょ、そんな見られたらイキリ立ってまうやろぉおおお!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うわぁ type!でもなかった、安田章大氏(当時32歳)である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここだけ書くと「そのセリフで落ちたんかい!」ってなるんだけど。

 

いや、知ってましたよ。

こんな人がおるって知ってた。

安田さんって人がいるのは知ってた。

声高いくて、オネエぽい一面があって、可愛くて、カメラ目線でえらいことになってたのを知ってるけど。

 

 

 

いや、この人こんなにだったの。。。?

誰。。。。。?

チリチリヘアー。。。。。。?

 

 

下の名前「しょうた」って読むのをオープニングでさっき知ったところだよ。

「しょうだいさん?」と思ってたよ。

それくらいの存在だったよ。

 

 

チリチリの頭、タトゥー柄のインナー、中二とバスケ部を混ぜたようなファンキーな衣装。

 

私は最初メンバーが出てきた時に「やっぱライブはすごいね!!プロのギタリスト呼んでバンドなんて豪華!!!あのチリチリ頭の人スゴイ!」と友達に耳打ちした。

友達に「ギタリストちゃうよ、安田くんやで」と言われた。

まじか。マジか。マジカ。MA☆JI☆KA

 

 

まさか、あのオネエのように高い声で叫び、ふわふわ天然の人が、

こんなゴリゴリの「オス」だなんて..........

 

 

 

 

いわゆる「オス田」という雷が直撃即死。

「勝手に仕上がれ」なのでわずか開始3分の犯行

その瞬間から規制退場まで、彼に視線がロックオン。

 

 

勿論、どの人もカッコよくって、ちゃっかり錦戸さんに間違いなく手を振ってもらったり、たくさんの楽しい曲に彩られた時間だったのですが、よく覚えていない。 

 

最後、震える手でキャッチした銀テープは偶然にも青色でした。

帰りの電車に乗ってる間も、楽しかった以上に頭がガンガンしてて。

 

 

 

その日を境に、安田章大という人間が私の人生に入り込んできて、そこからはもう、転げるようにファンになりました。

ジャニ勉と関ジャムは録画するようになったし、早速「奇跡の人」は3種類とも買ったし。

 

 

 

決して初対面ではなかったけど、完全に一目惚れでした。

なんだあのオス。ぱねぇ。

 

 

 

髪型もよく変わって、角度によっては別人のように見える万華鏡のような彼に支えられた生活が始まって、まだ3か月も経っていない。 

ひょっとしたら、一瞬の燃え上がりなのかもしれないし、一生ものの出会いなのかもしれない。どちらにせよ、当分は青色エイターとして人生を楽しもうと思います。

 

 

 

 

ふつつかものですが、エイターの皆様どうぞよろしくお願いします!!!

 

 

 

 

 

 

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追記:

よほどファンには不評なのか、ジャム大阪の頃のやきそばヘアーのバンド写真がtwitterでかなり見つかりにくかったのが個人的にはツボでした。

私はあの髪型で惚れたので、なんともいえない気持ちです。

なかったことにしないで...笑